医療法人社団カワサキ

医療施設向けデジタルサイネージで業務効率化・患者満足度向上

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医療法人社団カワサキ
業種: 病院・クリニック
エリア: 神奈川県
プロジェクト年: 2024
タグ: デジタルシフト, 業務効率化

最新の医療技術と設備を駆使し、予防から治療まで幅広いケアを提供しています。当院の歯科では、口腔がん検診も実施しており、専用の光学機器を用いた早期発見に努めています。さらに、整骨院やデイサービス、訪問診療など、多様な患者様に対応する取り組みを行っています。

お客様紹介

最新の医療技術と充実の設備で
予防から治療までサポート

医療法人社団カワサキグループは、3つの歯科医院と1つの整骨院・リハビリストホームを運営しており、患者さんを一番に考え医療サービスを提供する地域密着型の医療法人です。歯科医療のみならず整骨院やデイサービス、訪問診療など、多様な患者様に対応するとともに最新の医療技術と設備を駆使し予防から治療まで幅広い ケアを行います。

また、スタッフの成長と働きやすさを重視し、充実した教育制度や福利厚生を整えています。地域社会への貢献と信頼される医療提供を理念とし患者様一人ひとりに寄り添った治療を目指しています。

経緯

デジタルサイネージ導入で
医療情報発信を強化|カワサキグループの取り組み

システム導入の背景と経緯

医療法人社団カワサキグループは、3つの歯科医院と1つの整骨院・リハビリストホームを運営しています。グループ全体で統一した医療情報の発信に取り組んでいましたが、アナログ的な手法では情報のばらつきやリアルタイム性の欠如などの課題がありました。

そんな時、その課題を相談したところ、株式会社アルネッツより同じ情報を同じタイミングで発信できるツールであるデジタルサイネージ「キャストシリーズ」の提案がありました。課題と解決策が合致したため、即時導入を決定しました。

また、他の企業からも医療に関するコンテンツがあらかじめ組み込まれた動画配信サービスの提案を受けましたが、コンテンツの内容が私たちのイメージと少し異なる点がありました。その点、デジタルサイネージ「キャストシリーズ」は独自のコンテンツを制作し、番組として放映できるため、納得して利用しています。

どのようなポイントを考慮してシステムを選定したか

選定のポイントは手軽さです。やはり、続けられない施策は面倒になり、良い結果を生まないと考えています。導入当初は動画の放映に手間取ることもありましたが、担当の営業さんやサポートデスクに相談し、来院していただいて指導を受けたり、お電話で設定のサポートをしていただきました。その後は順調に運用できています。

当社製品の利用用途

定期健診や健康促進のイベント、スタッフ紹介、患者さんのインタビュー、認知度の低い「口腔がん検診」の番組を作成し、放映しています。

特に「口腔がん検診」の情報発信には力を入れています。日本では認知度が低いため、死亡率は33.6%(2018年国立がん研究センターデータより)と、先進国の中でも異常に高い数字となっています。死亡率が高い理由の一つには、手術後に顔が変わり、話すことや食べることが困難になるなど、過酷な生活を強いられるケースが多く、自ら命を絶つことに繋がることがあるためです。早期発見の重要性を発信し、皆様の笑顔と命を守りたいと考えています。

また、グループ全体での番組だけでなく、各医院がオリジナルの番組を放映できるように、デジタルサイネージ配信システムを活用し、仕組みを構築しています。グループ統一の放映と、地域に根ざした医院独自の放映により、有益な情報を発信できるよう努めています。

効果

待合室のデジタルサイネージ活用で
患者満足度向上と業務効率化を実現

導入後の効果や利点

デジタルサイネージの待合室設置効果について 新型コロナウイルスの感染防止のため、待合室から雑誌を撤去しましたが、その結果、患者様が待ち時間を持て余すこととなりました。 これまで掲示板にさまざまな情報を掲示していましたが、壁の一部となってしまい、効果が出ていませんでした。しかし、デジタルサイネージで動画を放映し始めると、患者様が自然に視聴してくれるように変わりました。 その結果、診察時にデジタルサイネージで放映されている「口腔がん検診」の話題を出すと、事前に情報を観ているため、会話がスムーズになり、患者様の理解も深まりました。これにより、検診の増加や院内の業務効率の向上にもつながりました。

導入過程での課題と解決策

デジタルサイネージの導入過程ではなく、効果が現れ始めたころに、運用上の課題が発生しました。具体的には、待合室で放映している動画が医師やスタッフには見えていないため、患者さんに「待合室で観た動画の話」をされても、状況を理解できないという問題が生じました。 運用上の課題について株式会社アルネッツの営業担当に相談したところ、「治療室内にも同様のデジタルサイネージを設置し放映することで、共通の認識を持てるようにしましょう」と解決策をご提案いただきました。 グループ全体でこの施策を導入した結果、会話がよりスムーズになっています。また、治療室内のモニターはデジタルサイネージの放映だけでなく、電子カルテの確認など、他の用途にも活用しています。
メッセージ

モニターがフレームレス化や無形化に進化していくことを期待

今後の期待やメッセージ

グループ各院での情報発信の課題は解決しました。当グループでは、院内診療だけでなく、訪問診療や高齢者施設での診療も行っています。院内で実感したデジタルサイネージによる理解促進効果が、院外でも同様に発揮されることを期待しています。

株式会社アルネッツが事業主となり、多くの施設にデジタルサイネージが設置されれば、訪問前の放映によって理解促進や訪問診療の効率化につながると考えています。

また、駅前には整骨院「リヴァー」を構えています。駅の往来が1日約1万人あるため、通行する方々に向けてモニターやLEDビジョンを使った街の広告や歯科医院の情報発信の仕組みの提案もお待ちしております。

商品提案や今回の取材のご提案など、多岐にわたりご紹介いただき、大変嬉しく思います。営業の方で「何かご質問がありますか?」と突然尋ねられる方がいますが、知識がない場合には戸惑ってしまうことがあります。そのため、具体的なご提案をいただくことで、選択肢が広がり、より効果的な導入につながっています。